ソロ楽曲から登坂広臣の魅力を探る

三代目J SOUL BROTHERSのボーカル登坂広臣。

ソロとしては2017年からHIROOMI TOSAKA名義で本格的に

活動を開始しました。

その後の活躍は皆さんのよく知るところだと思います。

三代目、俳優、アパレルなど様々な顔を持っていますが、

今回はアーティストとしての根幹である楽曲にフォーカスして

5曲から登坂広臣の魅力を探っていきたいと思います。


『WASTED LOVE』


1stデジタルシングル 作詞:HIROOMI TOSAKA・FAIS・大河内航太 作曲:Afrojack・Oliver Rosa・SHIKATA

ソロ活動第1弾シングルのWASTED LOVE。

てっきりCHAINBREAKERのようなゴリゴリのEDMで

ソロを華やかに飾るのだと思っていました。

そこにダークな雰囲気のトラップをぶっ込んできたので面食らったのを覚えています。

これについてはとある雑誌で、

『EDMに需要があるのはわかるが、EDM全開の音楽をやると自分の表現したい世界観があまり表現できない。』

と語っていました。

作詞に関わっているFaisは皆さんご存知ですよね。

アルバムでもカバーしているHEYのオリジナルを歌っています

大河内航太さんはアルバム「FULLMOON」で

半分ほどの楽曲の作詞を登坂さんと共作しています。

作曲のSHIKATAさんはEXILE TRIBEの様々な楽曲(HIGHER GROUND、RUN THIS TOWN、

LIGHTNING、STORM RIDERS等)の作曲を担当していましたが、昨年11月大麻取締法違反で

逮捕されてしまいました。残念です。

UNKOWN METROPOLIZで披露されていましたが、

地鳴りのような声援でとてつもない盛り上がりを見せていましたね。

音サビのダンスも特徴的で視覚的にも登坂さんの魅力を感じられる楽曲です。


『DIAMOND SUNSET』

2ndデジタルシングル 作詞 HIROOMI TOSAKA・FAIS・大河内航太 作曲 Afrojack・Oliver Rosa・FAST LANE

第2弾シングルのDIAMOND SUNSET。

WASTED LOVEの次にリリースされましたが、

前回とは打って変わってトロピカルハウスのチルな楽曲に仕上がっています。

夏のドライブや海で友達とお酒を飲みながら聴いたら最高です。

MVを観ていて思ったのですが、

WASTED LOVEからは想像出来ない表情をしているんですよね。

シチュエーションが夕日・自然・きれいな女性、

そしてウェッティーな髪とゆったりとした爽やかな衣装、

そこにあの優しげな表情が加わることで、

DIAMOND SUNSETの世界観に入り込んでしまうのと同時に、

なんだかこの世に存在しないユートピアを観ているようで、

若干の寂しさのようなものも感じてしまいます。

1つのMVから楽しさと寂しさの2つを感じさせる

その表情が魅力の1つと言えると思います。



『LUXE』

2ndデジタルシングル 作詞:HIROOMI TOSAKA・Fais・CRAZYBOY・YVES&ADAMS 

作曲:Afrojack・Oliver Rosa


第3弾シングルであるLUXE。

この曲は前回と打って変わって、hiphop色の強いトラップです。

LUXE =贅沢を意味する通り、登坂広臣のアーティストとしての

リアルな部分を表現している稀有な楽曲です。

歌詞の一節に、

LOOKSだけ真似(コピー)したら ただのレプリカ
勝ち抜いてくPURESSUREの向こうに
上がっていくのさ このONE&ONLY SKY

とあります。

これについてはある雑誌のインタビューでこう答えています。

『マネしてくれてもいいけど、俺のマネだけしていてもそれはただのレプリカでしょって。

男の子とかでマネしてくれる人がいても、モノマネしていても面白いのかな?と単純に思っ

ちゃうんですよね。応援してくれるのはすごくうれしいですけど、同じ男として、ただの憧れ

だけじゃなくて、男だったらもっとイケイケでよくない?(笑)』

本当にそのとおりだと思います。

誰しもアーティストには憧れるもので、1番最初にマネできるのがファッションですよね。

EXILE TRIBEではATSUSHIさんのファンがそのはしりですよね。

三代目のライブ会場に行くとそっくりさんと写真を撮るために

人だかりが出来ていますよね。

そっくりさんと写真を撮ってなにが楽しいのか少々理解出来ない部分もありますが。。。

LUXEがリリースされた当時、マネをしている方々がどう捉えているか知りたくて、

インスタを観させてもらっていました。

すると『さすが臣かっこいい』みたいなコメントだらけなんです。

いやいやこれはあなたのことを歌っているんだよ、、

と思い少し残念な気持ちになったのを覚えています。

LUXEを通してアーティストの本質である楽曲に対する

一部のファンの理解のなさを痛感する出来事でした。

リアルを追求するところが大きな魅力なのでここに気付いてもらえたら嬉しいですね。


『END of LINE』

1stアルバム『FULLMOON』収録楽曲。

作詞:HIROOMI TOSAKA・大河内航太 作曲:Afrojack・Fais


アルバムに収録されているENE of LINE。

これまで紹介した曲とは全く違い、

ピアノと歌声のみで表現されたシンプルな楽曲です。

これ以上ないほど削ぎ落とされた楽曲で、

歌唱力の高さと世界観をダイレクトに感じられる作品になっています。

いつか訪れる終わりに向かってなにをしていくべきなのか、

というアーティストとして、また人間としての根源的な悩みを

赤裸々に伝えてくれています。

MVでは前半がモノクロの世界観になっています。

そこに人生で訪れる喪失感や悲壮感を感じます。

後半ではカラフルな世界になり、太陽が昇っている時間から沈むまで、

独りで道の真ん中を歩いていますね。

ここでは、悲しみを乗り越えながら自分という人間を確立し、

人生という旅路の終わりを迎えるその時まで歩き続ける、

というメッセージが込められているように思います。

最後には振り向きながら、また日が沈む道を歩き始めます。

まるで最後までついて来いよ、と言われているようです。

先程のLUXEとはまた違う角度から登坂広臣のリアルを

感じられる楽曲だと思います。


『HEART of GOLD』

1stアルバム『FULLMOON』収録楽曲。

作詞:michco 作曲:T.Kura・michico


こちらもアルバム収録楽曲です。

作詞と作曲に携わっているmichicoさんとT.kuraさん。

この2人の名前は一度は見たことがあるのではないでしょうか。

コンビとしてI Can Do It,LET'S PARTY、Be Alright、LOOK @ US NOW!、Feel So Alive、

Welcome to TOKYO、と三代目の楽曲を作っています。

他にもEXILEを始め安室奈美恵や三浦大知もプロデュースしていました。

今回の楽曲はアルバムの中でも1番と言っていいくらい、

ハッピーかつ前向きな歌詞になっていますね。

EDMやトロピカルの要素があり、

非常に耳に馴染んでくる、これぞ登坂広臣という仕上がりです。

曲順としてもEND of LINEの前に配置されていて、

メッセージ性という面でも、END of LINEと同じくらいの

伝えたい思いが込められているのだと思います。

ツアーでも締めの曲として歌われていて、

会場が一体となっていました。

王道の登坂広臣を表現したようなストレートさもありながら、

新しいサウンドも楽しめる、

二度美味しい魅力を放っています。


『まとめ』

今回は、ソロの5曲に絞って魅力をお伝えしました。

ソロに限らず、まだ紹介したい曲はたくさんありましたが、

それはまた別の形で書きたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

LDHエンタメ360°

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